松山英樹解説 横浜CC 18ホール完全ガイド/ベイカレントCレクサス
8番パー4 「バーディ遠慮しときます」
距離が短く、2025年大会は全体で5番目に、パー4の中では3番目に易しいホールでした。バーディを絶対に獲りたい? 僕はあまりそう思わないですね。他の選手とは考え方が違うかもしれません。ピンポジションが右手前の日以外は遠慮しておきます(笑)。パーでOK。
ティから290yd前後のフェアウェイ中央に1本の木が立っています。ティショットで警戒するのは、その木のそばにボールが止まって2打目が打ちにくくなることよりも、右サイドのバンカーに入れること。飛距離を250ydほどに留めると、セカンドで木も気にならなくなります。
実際にティイングエリアに立つと、「ドライバーでグリーンの近くに運び、アプローチを簡単に寄せてバーディを稼ぎたい」という欲も湧きます。ゴルフはそこが難しい。打ち上げで面が見えないグリーンは、左側にも、奥にも下っていて、ピンまで突っ込むのはかなり勇気がいります。左サイドに立つピンを本能のままに攻めて、少しでも引っかけるとあごの高いバンカーに入ってしまう。
よく見渡すと、実は様々なリスクが潜んでいて、こういう距離が短いホールでボギーをたたいてしまったときの心理的なダメージは計り知れません。18ホールをトータルで考えたとき、一見易しそうなホールでミスをして自分に強いストレスを抱えることは、後半にかけてポジティブだとは言えません。