2026年 BMW選手権

「彼らはLIVに価値をもたらした?」シェフラー&マキロイはLIV選手の再加入に対照的な見解

2026年 BMW選手権 事前 スコッティ・シェフラー
シェフラーがLIV選手について見解を語った(James Gilbert/PGA TOUR via Getty Images)

◇米国男子プレーオフ第2戦◇BMW選手権 事前(19日)◇ベルリーブCC (ミズーリ州)◇7448yd(パー70)

プレーオフシリーズ第2戦の開幕を翌日に控えた19日、世界ランク1位のスコッティ・シェフラーと2位のロリー・マキロイ(北アイルランド)が公式会見に出席し、存続問題に揺れるLIVゴルフについてそれぞれの見解を語った。

最初に会見場に姿を表したのは、前週「フェデックスセントジュード選手権」で今季2勝目を挙げ、前年覇者として本大会に臨むシェフラー。ブルックス・ケプカのように、リターニングメンバープログラムを利用してLIVからPGAツアーに復帰することについて質問を受けた。「ツアー全体の層の厚さでいうと僕たちPGAツアーの方がかなり上だと思う」とした一方で、「LIVのトップレベルと見ると、PGAツアーに戻ってくれば大きな価値をもたらしてくれる選手が間違いなくいる。僕自身、そういう選手たちと戦うことが好き」と歓迎する姿勢を示した。

ただし、無条件の受け入れを支持するわけではない。「何らかのペナルティーは必要になると思う」とも付け加える。具体的な内容はPGAツアーに委ねるのが最善とし、「僕としては世界のベストプレーヤーたちと競い合えることが大事。これから、もっと頻繁に戦える機会が来ることを楽しみにしている」と続けた。

2026年 BMW選手権 事前 ロリー・マキロイ
マキロイはより厳しい姿勢を取る(Alex Slitz/Getty Images)

LIV発足当初から急先鋒として対立してきたマキロイは、より厳しい姿勢を示す。LIV選手の復帰について問われ、「僕なら逆に『彼らはLIVに価値をもたらしたのか?』と聞きたいね」と切り返した。

マキロイはLIVが発足した22年から2年間、PGAツアーの理事を務めた。その間もLIVに対して批判的な立場を取り続け、今回も「僕は一貫して、LIVはゴルフ界にとって良いものではなかった、という立場をとってきた」と明言。「だから、そもそも実現するかどうかも分からないけど、仮に『LIV 2.0』がどんな形になるにしても、ここ(ツアー)が世界トップのプロゴルファーにとって最高の舞台だと思っている」と強調した。

LIV所属でメジャー2勝を含むPGAツアー11勝のジョン・ラーム(スペイン)についても、離脱が取りざたされている。LIV勢がPGAツアーに戻る可能性については、「今すぐというわけでないと思う。まあ、最終的には戻ってはくるかな。この話し合いに参加していないから確かなことは言えないけれど、彼らがすぐに歓迎されることはないと思う」と冷静な見立て。ことし1月に設けられたリターニングメンバープログラムについても、「それはもう過ぎたこと」とし、今後は同じ条件が提示される可能性は低いとの見解を示した。そして最後に、「復帰への道はかなり険しいものになると思う」と語った。

LIV選手のPGAツアー再加入を巡り、シェフラーは世界最高の選手たちと競いたいという思いから受け入れに前向き。一方のマキロイは、PGAツアーでプレーすること自体を否定こそしないものの、LIVへ移籍した選手たちが簡単に戻れる状況には否定的だ。世界ランキング1位と2位が示した姿勢は、LIVを巡るPGAツアー側の現在の複雑な立場を象徴するようだった。(ミズーリ州セントルイス/中村文香)

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