久常涼がL字マレットの新パターをテスト プレーオフシリーズ第2戦のグリーン対策は
◇米国男子プレーオフ第2戦◇BMW選手権 事前(18日)◇ベルリーブCC (ミズーリ州)◇7448yd(パー70)
参戦3年目にして、ツアーのトップ50人しか出場できないプレーオフシリーズ第2戦に進出した久常涼が、新しいパターをテストした。手にしたテーラーメイドの「TP コレクション ブラック バルボア」は、長らく愛用するオデッセイ「ブラックシリーズix #9」と同じく、操作性の高いL字マレットモデル。松山英樹と回ったこの日の練習ラウンドでも使用した。
テストの理由を「少し気分転換も兼ねて」と話したが、意図するところはグリーンの速さへの対応のようだ。「オデッセイのパターは少し重さがある分、よく転がってくれる。速いグリーンが終盤戦は特に多いので」と、転がりをわずかに抑えたタイプに変更した。インサートも通常のものと異なるという。会場のベルリーブCCは大きなグリーンが特徴で、スティンプメーターは12.5フィートの設定。スピードに合う新たな一本の感触を確かめている。“エース”と同じ感覚で構えられるように、ヘッド後方のサイトラインを黒く塗る工夫も施した。
ここ3カ月は、グリーン上の感触が思わしくないという。52位だった前週の「フェデックスセントジュード選手権」でも、ショットでチャンスを作りながら、あと一筋でバーディパットを決めきれない場面が多くあった。試合中もグリーン上でストロークを繰り返すなど、試行錯誤を続けてきた。
年間ポイントレース(フェデックスカップ)45位で迎える本大会は、上位30人による最終戦「ツアー選手権」(ジョージア州イーストレイクGC)進出をかけた一戦でもある。「ちょっとずつ良くなっている兆しもある」と好転への気配を感じる中で、最後のピースとして新パターを取り入れる可能性がある。(ミズーリ州セントルイス/中村文香)