アルバトロスまで数cmの一打も… 久常涼は「70」に悔しさ
◇米国男子プレーオフ第1戦◇フェデックスセントジュード選手権 2日目(14日)◇TPCサウスウィンド(テネシー州)◇7288yd(パー70)
アイアンを振りちぎった。後半16番パー5、久常涼はグリーン左手前に切られた227yd先のピンを攻めた。手前に口を開けるバンカーのふちぎりぎりにキャリーした第2打は、2バウンドしてピンへと寄っていく。カップ左わずか数cm。もう少しでアルバトロスという一打でイーグルを奪った。それだけに1イーグル5バーディ、7ボギーのイーブンパー「70」に終わった1日には悔しさが残る。
中盤までは一進一退の展開だった。初日にティショットを左に曲げてボギーを叩いた1番で、フェアウェイからの第2打をピン左3mにつけてバーディ発進。続く2番でティショットがバンカーにつかまってボギーとするも、3番(パー5)、4番(パー3)と連続バーディで取り返した。8番(パー3)では、ティショットでアイアンから手を離す場面がありながら、90cmとピンに絡める一打を放つ。10番までパーなしという出入りの激しいゴルフでも、スコアを崩さず踏ん張った。
16番のイーグルで、この日1アンダーまでのばした。ところが直後の17番で第2打をグリーン手前に外してボギーを叩いた。パーオン率は55.56%(10/18)で全体44位。正確性に定評のあるティショットも、フェアウェイキープ率50%(7/14)と本来の精彩を欠いた。光る一打がありながら、かみ合わないもどかしさを抱えたまま34位で週末へ進む。
ホールアウト後は練習場でショットを調整する姿があった。本格参戦3年目で初めて挑むプレーオフシリーズ。23歳は、上位進出へのきっかけを求めて残り36ホールを戦う。(テネシー州メンフィス/中村文香)