LIVと蜜月のアジアンツアーが欧米ツアーと提携 米ツアーへの新ルート誕生
PGAツアー(米国男子ツアー)は21日、アジアンツアー、DPワールドツアー(欧州ツアー)と2029年まで提携することを発表した。
すでに戦略的提携関係にある欧米ツアーが、ビジネス面や出場機会の提供でアジアンツアーをサポートする。アジアンの上位選手には欧州の2027年シーズンの出場権を付与。欧州とアジアンの共催大会も復活させる。
欧亜ツアーは2016年から21年まで戦略的提携を結んでいたが、アジアンツアーは22年にPGAツアーと敵対関係にあったLIVゴルフを支援するサウジアラビア政府系ファンド(PIF)の資本を受け入れた。高額賞金が懸かるインターナショナルシリーズをはじめとする大会にはLIVの所属選手も多数出場。同シリーズの上位選手には翌シーズンのLIV出場権を付与し、今季は日本から浅地洋佑が参戦している。
しかし今春、LIVはPIFからの資金提供の打ち切りが決定。同リーグの今後とともに、アジアンツアーの先行きも不透明な点が多かった。今回の提携によりアジアンから欧州を経由した米ツアーへのルートが示された。
米ツアーのシニア・バイスプレジデント、クリスチャン・ハーディ氏は「本提携はプロゴルフの未来に向けた共通のビジョンを掲げて団体が協力し合うことで、どのような成果が得られるかを示す一例です」と説明した。
「欧州ツアーとの戦略的提携を通じて、より緊密に連携したグローバルゴルフエコシステムの構築に取り組んできました。アジアンツアーを迎え入れることができ、大変うれしく思います。力を合わせて選手たちのために新たな機会を創出し、世界の主要なナショナルオープンを充実させると共に、次世代のエリート選手を発掘、育成するための道をさらに進化、強化し続けます」と意義を強調した。