大西魁斗は強風で乱れて3ダボ 大岩龍一もパッティングに大苦戦「これが僕の力」
◇メジャー第3戦◇全米オープン 初日(18日)◇シネコックヒルズGC(ニューヨーク州)◇7440yd(パー70)
5月の日本地区最終予選会を突破してメジャー初出場を決めた大西魁斗と大岩龍一が“洗礼”を受けた。濃霧の影響でスタートが2時間遅れ、午前組だった2人もホールアウトは夕方にずれ込み、疲労感もにじむラウンドとなった。
大西は4バーディ、2ボギー2ダブルボギーでパーが9番の1個だけと出入りが激しかった前半を2オーバーで耐えながら、後半に崩れて7オーバー「77」で終えた。
強烈な横風に対して球をぶつけたり、曲げていったりといったアイアンショットのコントロールが求められる中で出たミスがスコアに直結した。アゲンストが吹く180ydのパー3となる7番も「完全にミスショット」で右サイドの土手の上にある小さなバンカーに入れた。ニアサイドのピンまでの下り傾斜がきつい2打目は“寄らない”エリアからのアプローチで、花道まで転がり落ちてダブルボギーを喫した。
8番で慎重な2打目の番手選択からバーディを奪い返してこぶしを握り、9番も2.5mのチャンスメークだったが、気持ちを込めたパッティングはフックせず右を抜けた。この日初めてのパーを悔しがると、そこからじわじわ後退。向かい風で620ydの設定よりも長くなる16番は、パー5ながら難度5番目のホール。フェアウェイからの“直ドラ”が大きく右に飛んでトラブルを招き、この日3つ目のダブルボギーとなった。「上の(レベルの)人は風の中でもある程度のコントロールがある。自分はできなかった。そこで4打くらいは変わってくると思うけど、これがいまの自分」と受け止めた。
大岩は出だし10番で3オン3パットのダブルボギーが先行するなど、パッティングで大苦戦した。「風向きが(そのまま)ラインでした。それがすごく難しかった」。主催する全米ゴルフ協会(USGA)が強風を考慮してセッティングの難度を調整。グリーンが軟らかくなったことで、パッティングのラインに対する風の影響力が練習ラウンドとは比べものにならなかったという。グリーン上のスコア貢献度を示すストロークゲインド・パッティングは「-4.24」でフィールド151位だった。
警戒していた11番(パー3)や最終9番などショットでしっかりとチャンスにつけるシーンもあったが、バーディは後半5番(パー5)、8番の2つにとどまった。8オーバー「78」と難関シネコックヒルズGCに跳ね返された。「日本にはこんなコースはないですし、日本の選手がスポットで来てこういうコンディションのコースで活躍するっていうのは…。これが僕の力だっていう風なことを、1日かけて受け止めました」。すぐにパッティンググリーンへ向かい、谷将貴コーチとのやり取りに熱が入った。(ニューヨーク州サウサンプトン/亀山泰宏)