「魔法のような」オーガスタで今度こそ ジャスティン・ローズにリベンジのチャンス
◇メジャー第1戦◇マスターズ 3日目(11日)◇オーガスタナショナルGC(ジョージア州)◇7565yd(パー72)
ジャスティン・ローズ(イングランド)は45歳で臨んだ今大会で、例年以上に大きく響く声援をひしひしと感じている。「間違いなくたくさんの人が応援してくれている」。周囲の期待の高まりを「諸刃の剣」と冷静に受け止めつつ、力に変える自信はもちろんある。
1年前、ロリー・マキロイ(北アイルランド)に敗れて涙をのんだマスターズのプレーオフは自身2回目だった。史上6人目のキャリアグランドスラム達成者の引き立て役に回っただけでなく、2017年はセルヒオ・ガルシア(スペイン)に悲願のメジャー初勝利を献上した。敗戦の歴史を刻んできたオーガスタ。ローズには今年の日曜日もグリーンジャケット獲得の挑戦権がある。
パッティングに苦しみながら3日間アンダーパーを並べて通算8アンダー。ムービングデーに後退したマキロイと、急浮上して首位に並んだキャメロン・ヤングに3打差の5位につけた。「去年は(首位から75をたたいた)土曜日にかなり落ち込んだ。マスターズの優勝のチャンスを自ら手放したように感じたから。そこから最終日、気持ちを整えて7打差を巻き返すのは本当に大変だった」という前回大会よりも安定感がある。
マスターズ出場はキャリアで実に21回目を誇る。「私にとって、ここは魔法のようなところだ。すごく快適だけど、決して安穏ではいられない。常に学ぶことがあるし、追い求めるものがある」と特別な場所であることに変わりはない。
「月曜日から水曜日までは楽しいけれど、それからはリスクと報酬が背中合わせで、一打たりとも楽しめない」。初日から晴天続きの今週は日々、コンディションが難しい方向に変化し続けている。「ゴルフコースへの敬意を持たなくてはいけない。今回はまさにそう感じる。グリーンがかなり硬く、パー5ではピンポイントでセカンドショットを打たないと、こぼれてしまう」と警戒心たっぷりに言う。
加齢による衰えは感じさせない。2月には「ファーマーズインシュランスオープン」で初日から首位を譲らず完全優勝し、2位タイの久常涼らを7打差で寄せ付けなかった。「あしたは特別なラウンドをする必要がある。そのチャンスがあることが素晴らしい。もちろん、去年のこともある。どうなるか楽しみだ」と深くうなずいた。