「最初はすごい緊張感…」片岡尚之がオーガスタで松山英樹と初ラウンド
◇メジャー第1戦◇マスターズ 事前(6日)◇オーガスタナショナルGC(ジョージア州)◇7565yd(パー72)
一緒に回る初めての練習ラウンドが、その偉大な先輩が勝ったことのあるオーガスタナショナルGCで実現した。片岡尚之は「最初はすごいあれ(緊張感)だったんですけど…」と苦笑しつつ、松山英樹から見て学んだ充実の9ホールに「うれしかった」と声を弾ませた。
東北福祉大の先輩とは6学年違い、昨年「日本オープン」を制してマスターズ初出場が決まるまでほとんど面識はなかった。「松山さんにあんまり聞いて邪魔するのも違うなと思った。どうせ間近で見られるならと、『こういうところから、こうやって練習するんだ』『こういうところに時間配分を使うんだ』とか、そういうことを見て学んでいました」。松山が外しどころと想定してチッピングを確認したポイントから自らも続いて打つなど、オーガスタをよく知るチャンピオンの事前準備は間違いなく初挑戦の助けになる。
「アイアンの入れ方とか、球の質が違うなと思った。すごいです」と技術の高さにも驚くばかり。その中でもお互いに表情を崩すシーンがあった会話の内容は「めっちゃ、プライベートの話です」と笑い、少しだけ距離も縮まった様子だ。
マスターズに限らず、メジャー出場はキャリアで初めてとなる。オーガスタ入りする前にはカリフォルニア州ロサンゼルスに10日間ほど滞在して練習やトレーニングを行い、時差ボケもすっかり解消された。「コンディション、身体とかはわりかしいいかなと。ゴルフはちょっと分からないですけど(笑)」
実際に18ホールを回ってみて「(どのホールではなく)全部がすごかった。毎ホール、気づきがありました」とタフな戦いを覚悟している。特に強烈なグリーンの傾斜は日本ツアーでパットの名手として鳴らしてきた28歳も警戒を隠さない。「ショットもピンにかかわらずなるべくセンターに打っていきたいマネジメントですし、1パットで…っていうのは相当厳しい感じですよね。傾斜も強いし、『このピンでここに外した時は…』とかやっていたら、正直時間が足りない。気を付けるポイントがたくさんありすぎて、本当に難しいです」。最高峰の舞台と謙虚に向き合う。(ジョージア州オーガスタ/亀山泰宏)