爆発したい… 平田憲聖と“同期”の下部出身ルーキーはみな苦労
◇米国男子◇バルスパー選手権 最終日(22日)◇イニスブルックリゾート コパーヘッドコース(フロリダ州)◇7352yd(パー71)
2バーディで迎えた後半16番、平田憲聖の第2打はグリーン右サイドのバンカーに落ちた。サードショットを寄せられずこの日初めてのボギー。難度の高い終盤3ホール“スネークピット”(ヘビの巣穴)のひとつのホールとはいえ、セカンドショットをフェアウェイから打てたからこそ口惜しさが残る。
平均ストローク「70.704」だった最終日の「70」にも満足には至らない。出だし1番(パー5)でバンカー越えのアプローチをピンそばに寄せてバーディ発進。7番で4mを沈め、2つ目を奪った後が続かなかった。「セカンドからもっとチャンスに付けないとダメ。フェアウェイからボギーを打つことも多かった。その辺が難しくて、スコアを作れなかった」と、初めてプレーしたコースでアイアンショットに苦しんだ。
手に残った感覚は数字が語る。4日間のフェアウェイキープ率は全体2位の67.31%(35/52)。対して、グリーンを狙うショットの精度の指標であるストローク・ゲインド・アプローチ・トゥ・グリーンが「-5.908」で決勝ラウンド進出者の中で最下位(74位)だった。ストローク・ゲインド・パッティングは「+6.859」で全選手中1位だったのに…。
参戦初年度のPGAツアー7試合目は通算イーブンパーの46位。「やっぱり爆発…、良いスコアをバン!と出せると変わってくるかなと思うんですけど、まだ18ホールを通して『良いゴルフができた』という手ごたえのあるラウンドがまだない」。今季のベストスコアは開幕戦「ソニーオープン」初日の「67」。1ラウンドでも多くロースコアが欲しい。
最高峰のツアーと、昨年主戦場にした下部コーンフェリーツアーとの違いを実感しているところ。「(PGAツアーは)やっぱりコースも難しい。(去年は)上位だった試合は4日間ともいいとは限らなくても、半分は良かったというゴルフはできていた」。同じ下部ツアーから昇格してきた20人のうち、今季の新人は平田を含む12人。そのうち、現段階でトップ10入りがあるのはチャンドラー・ブランシェットとスダルシャン・イェラマラジュ(カナダ)だけで、それぞれ1試合ずつ。戦友たちも同じように苦労を重ねている。
「もちろん良いスコア、順位で上がれたらもっと楽しい。なかなかそうはいっていないですけど、雰囲気やここでプレーしていることについては楽しみながらやれている」。次週はテキサス州に飛び「テキサスチルドレンズヒューストンオープン」(メモリアルパークGC)。また顔を上げてプレーする。(フロリダ州パームハーバー/桂川洋一)