「優勝を狙えるゴルフではなかった」久常涼は“ヘビの巣穴”で計6ボギー
◇米国男子◇バルスパー選手権 最終日(22日)◇イニスブルックリゾート コパーヘッドコース(フロリダ州)◇7352yd(パー71)
1年前、4位だった大会への意気込みは強かった。「ザ・プレーヤーズ選手権」を悔しい13位で終え、「勝つよ、来週」と自らに言い聞かすように話したのが1週前。オーバーパーこそ1日も叩かなかったものの、通算2アンダー30位で終えた4日間にため息をつく。
計13のボギーのうち、6つが難度の高い終盤3ホール、通称“スネークピット”(ヘビの巣穴)で喫した。25位でスタートした最終日はスコアを2つ伸ばして15番(パー3)を終了。16番でグリーン右のバンカーからピンそば80cmに寄せ、パーを拾って喝さいを浴びた後に落とし穴があった。
17番(パー3)、ティショットを右手前のバンカーへ。「もうちょっとフォロー(追い風)があるかなと感じていた。思いのほか飛ばなかったのと、ミスショットが重なってしまった」。2打目はピンに向かって下る傾斜にファーストバウンドで当たり、ピンを6mオーバーさせて2パットでボギーにした。
さらに最終18番は1Wショットを右ラフに入れたのをきっかけに、バーディパットに下りの15mを残した。「めちゃくちゃ速く見えたんですけど、思ったよりも速くなかった」と3mショートして3パットボギー。「ティショットをフェアウェイに置けなかった時点で負け」と潔く言った。
ドッグレッグホールが多く、フェアウェイが狭いとはいえ、持ち前のティショットの精度で勝負できなかった。フェアウェイキープ率は50%(26/52)。「今週は優勝を狙えるようなゴルフではなかった。最後は明らかにもう、力尽きた感じ。でも赤字(アンダーパー)では上がれるような感覚はあったと思うけれど、やっぱりこのコースは難しい。良い流れに乗れない」。4バーディ、4ボギー「71」のフィニッシュに唇をかんだ。
フロリダでの3連戦はいずれも最終日にスコアを伸ばせなかった。「休みが必要なのかも…」とポツリ。シーズンはまだ長い。(フロリダ州パームハーバー/桂川洋一)