“スネークピット”の入り口で池ポチャ 平田憲聖は“洗礼ダボ”で奮起
◇米国男子◇バルスパー選手権 初日(19日)◇イニスブルックリゾート コパーヘッドコース(フロリダ州)◇7352yd(パー71)
ティイングエリアの右に立つヘビの像が、長い舌を出して笑っているようだった。前半16番は高難度の連続する3ホール、通称“スネークピット”の入り口。右ドッグレッグのパー4で、平田憲聖の1Wショットは打ち出しから右に飛び、大きな池に落ちた。
ランディングエリアの左のラフは深く、レイアップを強いられるケースも多い。風は左から池に向かって吹いていたが、「風(のせい)というよりも普通にミス。ちょっと左に行くとラフまで届いてしまうと思った。本当に一番してはいけないことを全部した」。1罰打の後、ルールに従ってドロップしたのはティからフェアウェイに続く花道。3打目の残り距離はピンまで310yd以上あった。
ダブルボギーに直結した痛恨の一打は、その後の発奮材料になったとも言える。「トリプルボギーも見えるぐらいだったところをダボで抑えられた。『取り返して、きょうはイーブンで回ろう』と」。続く17番(パー3)はスネークピット第2関門。5Iのティショットをピン手前5mで止め、バーディチャンスを活かしてみせた。
折り返してからアウトを2バーディ、1ボギーとして、自らに誓った通り「71」でイーブンパー。後半9ホールは12mのバーディパットがカップに転がり込んだ6番もさることながら、チッピングもハイライトになった。
フェアウェイからグリーン右のラフに2打目をこぼした7番、逆目の深いラフからウェッジで下りのラインにのせた。1mに寄せてパーセーブ。「ツイていたというか、まだ下に(ヘッドが入る)スペースがあった。難しいアプローチでしたけど、きょうはそういうちょっとしたところで、“OK”くらいの距離で抑えられてストレスなくできた」。最終9番は奥の密集したラフからのチップに成功し、スコアを落とさずフィニッシュした。
ルーキーイヤーの7戦目。2日目は最後の組で午後2時20分スタートとなる。「グリーンもどんどん乾いてくる。風も吹けばもちろん難しくなる。でも、トップは伸びていますけど、近いスコアの選手はまだ(順位が)固まっている。あした伸ばして、3日目に繋げたい」。難しいコンディションにも怯まない。(フロリダ州パームハーバー/桂川洋一)