オープンウィークは先輩と 平田憲聖はPGAツアー優勝者の教えも1年目の頼り
◇米国男子◇バルスパー選手権 事前(18日)◇イニスブルックリゾート コパーヘッドコース(フロリダ州)◇7352yd(パー71)
出場権のなかった「ザ・プレーヤーズ選手権」が行われた前週、平田憲聖は米国内でオープンウィークを過ごした。フロリダ州オーランドにある小平智の拠点を訪ね、一緒に練習。日本ツアーの賞金ランキングで2位に入った2024年の半ばからお世話になっている先輩は、ルーキーイヤーも頼れる存在だ。
2018年「RBCヘリテージ」で日本人史上5人目のPGAツアー優勝者となった小平は、練習環境だけでなく、出場経験のある大会の情報も提供してくれる。「『このコースは好きだと思うよ』って感じで」。なかなか好成績が出ない序盤戦を過ごしていても「いつも通りやればいい」という何気ない発破が心強い。
フロリダスイングの最終戦も、もちろんキャリア初出場。両サイドに木が立ち並ぶコースについても予備知識を授けて、背中を押してくれた。ただ、実際に18ホールを歩いてみると想像以上に難しい。「智さんには『(平田は)得意だと思う』って言われてきたんですけど…、今のところそうは感じていないです」と苦笑した。
下部コーンフェリーツアーからの昇格初年度はここまで6試合に出場し、開幕戦「ソニーオープンinハワイ」での成績(24位)を上回れていない。直近の「コグニザントクラシック」「プエルトリコオープン」で続けて予選落ち。「ホントにあっという間にもう3月。なかなかうまくいかない」と本音が漏れる。
「やっぱりPGAツアーは毎週、コースセッティングが難しい。ラフの種類が難しかったり、グリーンが硬かったり。いろんな要素がある。それでも上位に入るためにはスコアを伸ばさないといけない。もちろん、出る選手のレベルが高いからですね」。世界最高峰のツアーの厳しさを肌で感じている最中だ。
海が近いフロリダのコースながら、今週の18ホールには適度なアップダウンがあり、ドッグレッグホールも多い。厄介なのはやはり深く、粘り気の強いラフ。「グリーン周りは本当に渦を巻いているように見える。絶望的なライになる可能性もあるので、いかにティショットをフェアウェイに残して、グリーンに乗せていくかの勝負になる」。しばらく離れ離れの先輩にも早く吉報を届けたい。(フロリダ州パームハーバー/桂川洋一)