2026年 バルスパー選手権

アンダーパーで「帰れると思うとダメ」 前年4位の久常涼は必死の47位スタート

2026年 バルスパー選手権 初日 久常涼
初日をパープレーで耐えた久常涼(Julio Aguilar/Getty Images)

◇米国男子◇バルスパー選手権 初日(19日)◇イニスブルックリゾート コパーヘッドコース(フロリダ州)◇7352yd(パー71)

追い風と、順目の下り傾斜に乗った終盤8番(パー3)のティショットは、グリーン奥のラフまで転がった。右隣で先にアプローチをしたガリック・ヒーゴ(南アフリカ)がピンを大オーバーさせた後、久常涼はチップインバーディ。笑顔をほんの少しのぞかせた。

2打目をピン奥2mにつけた前のホールから2連続バーディとし、アンダーパーの世界に戻ってきた。「潜って(アンダーで)帰れるかな…と思ったけど、やっぱりそう思ったらダメですね」。最終9番はフェアウェイからの2打目がグリーンにわずかに届かずボギー締め。4バーディ、4ボギー「71」で午後6時過ぎにホールアウトした。

イーブンパーは47位。決勝ラウンド進出圏内でのスタートだけで満足するはずがない。今季はすでにトップ10入りが3回。フロリダスイングの最終戦は昨年4位に入った試合だ。序盤11番(パー5)でラフからの3打目を寄せてバーディを決めた後、中盤に一時後退した。

難度の高い3ホールが続く“スネークピット”の16番、17番(パー3)で2連続ボギーをたたいた。「16番は良いティショットを打ったんですけど、あまり良いライじゃない(左の)ラフに入った」。3mのパーパットが入っていれば「また違ったのかもしれない」。続く17番はグリーン左ラフから2打目のアプローチがグリーンに届かなかった。

後半1番(パー5)で2.5mのチャンスを逃し、3番の2打目を右手前のガードバンカーに入れトラブルを招いた。3打目がグリーンの奥まで飛び、2m近いパットを沈めて必死のボギー。「耐えることが大事。そういうコースが好きと自分でも言っているので」。パーオン率44.44%(8/18)と苦しみながら、6度の“寄せワン”でなんとかスコアをまとめた。

「ことしのグリーンはまだ硬くない」と上位陣のバーディ合戦を覚悟した。2日目は午前スタートの組。「伸ばさなきゃいけない。そう願いたい」と、すぐにショット練習を開始した。(フロリダ州パームハーバー/桂川洋一)

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