2026年 アーノルド・パーマー招待byマスターカード

キャリア最長の離脱 ジャスティン・トーマス半年ぶり復帰ラウンドは「79」

2026年 アーノルド・パーマー招待byマスターカード 初日 ジャスティン・トーマス
ジャスティン・トーマスは半年ぶりに試合に帰ってきた

◇米国男子◇アーノルド・パーマー招待 byマスターカード 初日(5日)◇ベイヒルクラブ&ロッジ(フロリダ州)◇7466yd(パー72)

18ホールのうち最も易しい16番(パー5)、ジャスティン・トーマスは3打目をグリーン手前の小川に落とした。残り80ydあまりのウェッジショットがまさかの大ダフリ…。ダブルボギーはこの日、2つ目。「79」と崩れたスコアは「期待していたものではなかった。でも、ちょっと残念だけど起こりうるものでもあった」と予想の範疇にあった。

開幕から2カ月が経過して迎えた、3月初旬のシグニチャーイベント(昇格大会)はトーマスにとっての今季初戦。PGAツアーでは昨年9月の「プロコア選手権」以来、約半年ぶりとなるプレーだ。

異変はプロコア選手権2週後の欧米対抗戦「ライダーカップ」の後に起こった。「右脚のポジションがまったく意図しないようなところにある感覚だった。右の股関節もバックスイングで力を安定させるのが難しかった」とスイング中の下半身の動きに違和感を覚えるうちに、痛みが脚全体に広がった。MRI検査の結果、神経が圧迫されていることが分かり、同年11月13日に椎間板ヘルニアの手術を受けた。

2026年 アーノルド・パーマー招待byマスターカード 初日 松山英樹 ジャスティン・トーマス
復帰ラウンドを松山英樹と一緒に回った

ようやくウェッジでボールを打てるようになったのは年が明けてから。ドライバーを本格的に握ったのは4週前のことだった。「6カ月も試合に出なかった。たぶん、7歳くらいでゴルフを始めてから最も長い期間、試合から離れていた」と離脱期間を振り返る。

カムバックにこぎつけ、「無理をしないことは本当に大変なこと」だと改めて実感した。過ぎ行く時間でクラブを握れないストレスと日々闘った。「ゴルフは面白いスポーツで、40代中盤から後半でも高いレベルで争える。リビエラ(ザ・ジェネシス招待)が好きだから、ペブルビーチ(AT&Tペブルビーチプロアマ)が好きだからといった理由で早く復帰しようとするのは、長いキャリアを考えるとあまり意味がない」と我慢を重ねた。

2アンダー18位の松山英樹の隣で、7オーバーは出場72人のフィールドで最下位の70位タイ。「パッティングがひどかった。細かい問題がたくさんある。バックナインは良い集中力を保てなかった」とブランクによる影響を感じてやまない。「でも他の選手も同じコースを回って、良いスコアを出しているんだ。直すべきところを見つけてあしたはもっと良いプレーをしたい」。エリートフィールドでのリスタートから得る刺激は多い。(フロリダ州オーランド/桂川洋一)

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