2026年 アーノルド・パーマー招待byマスターカード

去年は“ギャラリー”でした 久常涼が3年目でたどり着いた「はじめてのベイヒル」

2026年 アーノルド・パーマー招待byマスターカード 初日 久常涼
久常涼はアーノルド・パーマーの庭を選手として初めてプレー

◇米国男子◇アーノルド・パーマー招待 byマスターカード 初日(5日)◇ベイヒルクラブ&ロッジ(フロリダ州)◇7466yd(パー72)

1年前、久常涼は来場者のひとりとしてロープの外で松山英樹らのプレーを眺めていた。拠点を構えるフロリダ州オーランドの名物大会にはPGAツアー3年目にして初出場。トップ選手たちと同じフィールドで競い合えることでまた成長を感じられる。

2026年 アーノルド・パーマー招待byマスターカード 初日 久常涼
「グリーンが硬い。硬すぎます」

1月にハワイからスタートした開幕6連戦は、自己最高の2位に入った「ファーマーズインシュランスオープン」を含む3度のトップ10をマーク。待望のオフとなった前週、改めて「めちゃくちゃ疲れた」と溜まりに溜まった疲労を実感した。回復具合は「まあまあ、ボチボチ」と言ったところ。「でも、また続きますからね」と自らを奮い立たせる。

今季序盤戦の上位成績により出場を決めた、3試合目のシグニチャーイベント(昇格大会)は序盤2番(パー3)で5mを沈めてバーディが先行した。ベイヒル攻略の定石に沿って4番、6番とパー5でさらに伸ばす。3パットを喫した7番(パー3)から2連続ボギーをたたいた後、9番で深いラフからの3打目を寄せ、1.5mを沈めて大きなパーを拾った。

2026年 アーノルド・パーマー招待byマスターカード 初日 久常涼
18番のセカンドショットはめちゃくちゃ悩んだ

「16番(パー5)のパー、17番(パー3)のボギーがもったいない」とこぼしつつ、フィニッシュには納得できた。グリーン右手前に池が広がる名物パー4の最終18番は風の読みが特に難しい。右からのフォローか、アゲンストか。フェアウェイ上で9I→8I→9Iと握り替えた末の第2打はピンの奥のエリアをキープした。「ちょっと気持ち悪かったけれど、18番はパーで上がれれば最高」と下りのパットを寄せて「71」。1アンダー26位での滑り出しに「初めてのベイヒルにしては良いんじゃないかと思います」と胸をなでおろした。

パターは直近の2週前「ザ・ジェネシス招待」(カリフォルニア州リビエラCC)の高速グリーンに対応すべく投入したピンタイプから、この日はエースのL字マレットに戻した。「速いですけど、このくらいなら対応できる」とオデッセイの「ブラックシリーズix #9」への信頼はやはり揺るがない。「(ティショットが)フェアウェイに行けばプレーになるけれど、ラフに行くと自分の技術では話にならない」という難コースを勝ち抜く準備はしてきたつもりだ。

2日目は午前8時(日本時間午後10時)と早い組でのスタート。「最近やっとゴルフがかみ合ってきた感じがする。調子自体もそんなに変わってはいない。この感じで行ければいいのかなと思ってます」。勢いをシーズンの序盤戦で止めるつもりはさらさらない。(フロリダ州オーランド/桂川洋一)

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