2025年 WMフェニックスオープン

「実は痛かった」復帰ラウンドの翌週 スピースが2位で最終日へ

2025年 WMフェニックスオープン 3日目 ジョーダン・スピース
復帰2戦目で優勝争いに挑むジョーダン・スピース(Aric Becker/ISI Photos/Getty Images)

◇米国男子◇WMフェニックスオープン 3日目(8日)◇TPCスコッツデール スタジアムコース(アリゾナ州)◇7261yd(パー71)

ジョーダン・スピースが復帰2戦目で早くも臨戦態勢を整えた。昨年8月に左手首の手術を行い、前週の「AT&Tペブルビーチプロアマ」で約半年ぶりにツアーに出場。松山英樹らと回った予選ラウンドを9アンダーの4位で通過し、この日も「67」とスコアを伸ばして2位につけた。首位のトーマス・デトリー(ベルギー)との5打差にひるむ様子もない。

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実は先週の試合でスピースは患部に痛みが出たという。スパイグラスヒルGCを回った初日、「最初のホールの10番。バンカーで引っ掛かって、少しの間、動かなくなってしまった」と人知れずアクシデントに見舞われていた。ペブルビーチでは練習をやめ、69位タイでなんとかフィニッシュ。今週に入って調整を再開し、いきなり上位に進出した。

ムービングデーは2オンに成功した15番(パー5)までに4バーディ。バンカーを渡り歩いた最終18番で4mのパーパットを沈めてガッツポーズを作った。初日の前半18番を最後に、45ホール続けてボギーがない。「少し難しいピン位置で、このスコアで終えられて良かった。完ぺきでなくても良いと思えることで重圧も少ない」と復帰から間もないことも有利に働いている。

直近の優勝は2022年4月の「RBCヘリテージ」。「長い道のりだけど、今週は考えていたスケジュールよりも確実に先に行っている」と自信を口にした。

追うべき相手のデトリーは悲願の初優勝を狙う32歳。スピースは「あした彼が2アンダー(69)くらいであれば、追いつくチャンスが間違いなくある。もちろん5アンダーと言うことになれば難しいけどね」と狙いを定めた。「最初の9ホールでいかに近づけるか。サンデーバックナインではどんなことも起こりえる。とくにこのコースは上がり6ホールで5つ伸ばすチャンスもある」。最終組のひとつ前の組から、大ギャラリーと一緒にプレッシャーをかける。(アリゾナ州スコッツデール/桂川洋一)

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