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2023年 ZOZOチャンピオンシップ
期間：10/19〜10/22 場所：アコーディア・ゴルフ習志野CC(千葉)

キーガン・ブラッドリー昨年「ZOZO」制覇からのギア変更は？

2023/10/19 06:49

2023年 ZOZOチャンピオンシップ事前キーガン・ブラッドリーのクラブセッティング前年覇者キーガン・ブラッドリーの最新クラブセッティング（GolfWRX）

今週、キーガン・ブラッドリーは「ZOZOチャンピオンシップ」でタイトル防衛に臨む。ブラッドリーは昨年の優勝で4年間の無勝利期間に終止符を打つと、6月「トラベラーズ選手権」も制して2011年のルーキーイヤー以来となるシーズン複数回優勝へつなげた。

キャリアを通じ、ブラッドリーは毎週のように新しいギアをテストしたり、コンスタントにギアを変更したりするようなことはしてこなかった。必要なときに限ってギアに調整を施し、本当にパフォーマンスが優れていることを確認した時のみ変更することを好む。

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ブラッドリーは「ZOZOチャンピオンシップ」で優勝して以来、クラブセットアップにいくつかの注目すべき調整を施している。最も際立ったのは、ドライバーに対してのものだった。

1Wはテーラーメイド「ステルス2 プラス」に変更（GolfWRX）

昨年、ブラッドリーは日本で勝利した際、藤倉コンポジット「ベンタスブラック」6Xシャフトの装着されたピン「G430 LST ドライバー」を使用していた。その後、同じシャフトの装着されたテーラーメイド「ステルス2 プラスドライバー」に乗り換えている。今季、ブラッドリーの平均ボール初速は時速1マイル以上アップし、時速174.2マイル（約77.9m/s）となっている。

ブラッドリーは「トラベラーズ選手権」で今季2勝目を挙げることで、このドライバーの変更が正解であったことを証明した。

これに加え、ブラッドリーはアイアンセットの一番上の番手を変更している。スリクソンの複合アイアンセット（3～5番は「ZX5」、6番～PWは「ZX7」）を使用して「ZOZO選手権」を制覇したが、現在はスリクソン「ZX MKII」の3番アイアンを使用し、それ以外の番手（4番～PW）はZX7にしている。

ZX5と比較すると、ZX7アイアンはトップラインが薄めで、ヘッドはよりコンパクトでソールはより細身になっている。ZX5よりも寛容性は若干低くなっているものの、ブラッドリーのような一貫性のあるボールストライカーにとって、ZX7はスピン量と弾道をコントロールしやすいモデルとなっている。

しかし、ブラッドリーは上記のドライバーとアイアン以外は、何も替えていない。機能しているものをいじる必要がどこにあると言うのだろう？ 5年ぶりとなる「ツアー選手権」出場を果たしたブラッドリーは、125 ? 150ydの平均プロキシミティ（ショット後のピンとボールの距離）で2位にランクインし、200yd以上のプロキシミティは21位につける。また、今季はツアーにおいてトップレベルのパッティングを見せている。今季リッキー・ファウラーやウィンダム・クラークも使用したオデッセイ「VERSA JAILBIRD（ジェイルバード）パター」のおかげもあり、ストローク・ゲインド・パッティングで20位に入っている。