マスターズへの切符をつかんだ比嘉一貴（写真は2022年ゴルフ日本シリーズJTカップ）

2022年の国内男子ツアー賞金王に輝いた比嘉一貴が、4月6日に開幕する海外メジャー「マスターズ」（ジョージア州オーガスタナショナルGC）に初めて出場することが決まった。米国時間の5日（木）、マスターズ委員会が特別招待を発表した。

比嘉は17年にプロ転向の27歳。昨季は「BMW 日本ツアー選手権森ビル杯」での国内メジャー初優勝含む4勝を挙げ、初の賞金タイトルを獲得した。22年は世界ランキング68位で終え、「マスターズ」出場権が得られるトップ50には届かなかったが、国内ツアーでの活躍が認められてオーガスタ行きの切符を獲得。東北福祉大の先輩である松山英樹とともに、初めての大舞台に臨む。

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今回は比嘉とともに、ヴァンダービルト大学に在籍中のアマチュアで19歳のゴードン・サージェント（米国）も特別招待を受けた。

マスターズ委員会のフレッド・リドリー会長は「アマとプロ両方のゴルフを向上させる機会を優先して、資格を持たないが、出場にふさわしい選手を招待した。この1年間で才能を発揮した2人を、4月のオーガスタナショナルで迎えることを楽しみにしている」と期待を寄せた。

比嘉は海外志向が強く、国内ツアー賞金ランク上位3人の資格により23年シーズンの出場権を得た欧州ツアー（DPワールドツアー）への参戦にも意欲的。今年は1月12日（木）にハワイで開幕するPGAツアー「ソニーオープンinハワイ」（ハワイ州ワイアラエCC）で新年初戦を迎える。