残るメジャー2大会の出場も狙う

◇メジャー第2戦◇全米プロゴルフ選手権 事前（18日）◇サザンヒルズCC (オクラホマ州)◇7556yd（パー70）

星野陸也は15日（日）に日本からテキサス州ダラスへ到着すると、車で約4時間をかけて会場へ移動してきた。強烈な風に加えて雹（ひょう）も降る悪天候。移動の車中では身の危険を感じるほどだったという。

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たどり着いたコースもタフな舞台だ。2年連続2回目の出場。「全米オープン」2回、「全英オープン」1回を含めてメジャーの経験を重ねてきたことで、自分の中の“基準”が上がってきているとも感じる。昨年大会で喫した予選落ちも「風がすごくて、アゲンストで30ydくらい戻される感覚だった。それに比べれば…」と、少しだけポジティブになれる要素だったりする。

前日火曜は時差ボケの影響か夕方にコース入り。開幕前日は元気に午前中から回った

昨年の全米オープンは日没順延を挟んだ初日を5位。メジャーで初めて4日間を戦い抜き、26位に入った。目の前の一戦へ「まずは予選通過。（全米オープンより）さらに上の順位、トップ10を目指して頑張りたい」と力を込めるのは、今週の成績がこの先のスケジュールを左右することもある。

現在66位の世界ランキングを6月「全米オープン」の出場権を獲得できる60位まで上げること、2位につける国内ツアーの賞金ランキングで7月「全英オープン」の切符を得られる上位2枠（2週後の「BMW 日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ」終了時点）をキープすること。難コース相手に結果を残せれば、新たな道が開ける。（オクラホマ州タルサ／亀山泰宏）