不調が続くリッキー・ファウラー(Russell Lansford/Icon Sportswire via Getty Images)

◇米国男子◇アーノルド・パーマー招待 最終日（6日）◇ベイヒルクラブ＆ロッジ（フロリダ州）◇7466yd（パー72）

リッキー・ファウラーが2010年のPGAツアー本格参戦後初めて「ザ・プレーヤーズ選手権」（10日～／フロリダ州TPCソーグラス）を欠場することになりそうだ。

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2015年大会を制してトッププレーヤーの仲間入りを果たした“第5のメジャー”。昨季フェデックスカップポイントランキング134位に沈み、世界ランキング50位（2月27日付で122位）など異なる出場資格もクリアできなかった。前週終了時点でオルタネート（補欠）7番手。滑り込みの望みは限りなく薄い状況にある。

米ゴルフチャンネルの取材に対して「最悪だね」と落胆を隠さなかった。昨年9月に始まった2021－22年シーズンでは10月の「ザ・CJカップ」で3位に入ったものの、22年に入ってからはいきなり3試合連続予選落ちとつまずいた。

昨年11月に長女マヤちゃんが誕生。1月「ザ・アメリカンエキスプレス」で今年初戦を迎えるまでは長期休暇を挟んでいた。家族と過ごした時間の喜びをかみしめつつ「（結果として）あの良かった（昨秋の）プレーを生かすのが難しくなってしまった。いま（状態を）戻そうとしている最中だ」と話した。

タフなコンディションとなった最終日は前半7番からの4ホールで7つもスコアを落とした。12番（パー5）でイーグルを奪いながら「77」で通算8オーバー52位と順位を下げて終えた。

「練習して午後に時間があれば、家で（プレーヤーズ選手権を）テレビ観戦するかもしれないね」と笑い、「このゲームへの愛情は増すばかりだよ」。変わらぬモチベーションを強調した。（フロリダ州オーランド／亀山泰宏）