ハワイから2021年を始動する

◇米国男子◇ソニーオープン in ハワイ 事前情報◇ワイアラエCC(ハワイ州)◇7044yd(パー70)

2年前にアマチュアとして米ツアーデビューを果たした大会（予選落ち）に、プロとして戻ってきた金谷拓実。昨年10月のプロ転向後に国内ツアー優勝も果たし、米ツアーが発表する優勝予想（パワーランキング）では日本勢としてただ一人、15位に名前を連ねた。

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「びっくりしました。恥ずかしいなって思ったけど、ちょっと嬉しかったです。名前あるやん！って（笑）」

ウェアはラルフ・ローレン、クラブはピン、ボールはブリヂストンとの契約が発表されたばかり。プロとしてのキャリアを着実に歩み始めている。2年前とは経験や立場、技術も肉体も違っているが、「結果で証明されるものだと思うので。いまはなんとも言えないです。成長を自分でも実感できる試合にしたい」と、周囲の変化に惑わされず、自分がやるべきことに集中する。

優勝予想は15番手にランクイン

「どちらかというと、経験っていう気持ちの方が強かった」という2年前から、いまは「もちろん優勝を目指してやっている」と目標も明確だ。前週金曜日にハワイ入りし、土日は別コースで調整し、月曜日に9ホール、この日は18ホールをラウンドした。

今週も含めて、キャリアを開くチャンスは目の前に転がっている。大会後は日本に一時帰国するものの、数日間の隔離を経て、すぐに欧州ツアー「オメガ ドバイ デザートクラシック」、「サウジインターナショナル」の2連戦に向けて渡欧する。

「こういうチャンスをもらっているので活かしていきたい。どんな試合でも全力を尽くして、どの試合でも優勝を目指してやっていきたい」。2021年の開幕戦、未来は自分の一打で切り開く。（ハワイ州ホノルル／今岡涼太）