13番でホールインワンを達成したブルック･ヘンダーソン。宮里藍らとハイタッチをして喜んだ

米国女子メジャー「KPMG女子PGA選手権」が9日、ワシントン州のサハリーCCで開幕した。ブルック・ヘンダーソン（カナダ）が、ツアーで自身初めてのホールインワンを達成。「67」でプレーし、4アンダー首位発進を決めた。昨年ツアー初優勝を飾った18歳の注目株がメジャータイトルへ突き進む。

インから宮里藍、野村敏京と同組で出た。グリーン手前と奥にバンカーが構えるショートホールの13番（152yd、パー3）。7Iでティショットを放つと、ピン手前から転がってカップに消えた。祝福する宮里、野村らとハイタッチ。無邪気な笑顔で拾い上げると、ボールにキスをした。

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「うれしい。これで前半3アンダーにすることができた」と勢いに乗った。その後も18番ではカラーから約8mを沈めるなど、パッティングも冴えわたった。上がり4ホールでも3バーディを奪い、後続との差を2打とした。

「大きなアドバンテージになると思う。コースも難しいし」とヘンダーソン。ホールインワンの副賞として韓国・起亜自動車の高級セダン「K900」（4万9000ドル＝約524万円～）が与えられた。「前から約束していた」と、今週キャディを務める姉にプレゼントするという。ニ人三脚、最終日までエンジン全開で走り続ける。