タイ勢初の米ツアー優勝を懸け3位で最終日を迎えるポルナノン・ファトラム

三重県の近鉄賢島CCで開催されている国内女子ツアー公認の米女子ツアー競技「TOTOジャパンクラシック」2日目。ポルナノン・ファトラム（タイ）が「66」をマークして通算11アンダー、首位に2打差の3位タイにつけた。

タイ勢の米ツアー初制覇の夢が近づいてきた。ファトラムは2011年から同ツアーに本格参戦している25歳。2012年に行われた非公式の2日間大会「HSBC LPGAブラジルカップ2012」でトロフィを掲げたが、公式大会では未勝利となっている。

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同国出身の今季のルーキー、アリヤ・ジュタヌガンがシーズン2戦目「ピュアシルク バハマ LPGAクラシック」で2位、3戦目「ISPSハンダオーストラリア女子オープン」で3位となったが、快挙は“お預け”されたまま。ここは先輩の出番だ。

鮮やかなパンツはキャディを務める兄と、デザインを毎試合そろえるのが決まり。「コンビを組んでもう3年。いつもチームとして、衣装を考えています」という。「きょう前半はとても新鮮な気分でプレーできた。ショットもパットもいい感じ。ただ、後半に入って緊張して、考えすぎてしまった。あしたは余計なことを考えず、自分のゴルフができれば」。その先に、新たな歴史の瞬間が待っている。（三重県志摩市／桂川洋一）