原英莉花は予選落ちで6カ月ぶり帰国へ「まずはギアを調整して…」
◇米国女子◇FM選手権 2日目(28日)◇TPCボストン(マサチューセッツ州)◇6533yd(パー72)
通算2オーバー77位で2試合連続の予選落ちを喫した原英莉花は「予選落ちって、ホントに嫌い!この1打のせめぎ合い、やりたくないですよね…」と話し始めてから、急に押し黙ってすぐ近くの18番グリーンに目を向けた。砲台状の奥に外したイ・ソミ(韓国)がUTを使って急傾斜を転がし上げる寄せを試みた場面。「ああやってやるんだ…」。悔しさいっぱいでも、成長のヒントを見逃さなかった。
「普通に打ち過ぎ」と首を振る初日の4オーバーを取り返そうと必死だった。一進一退の前半から、11番(パー3)でこの日4つ目のバーディを奪った後にパーが並んだ。15番はミドルパットがカップに届かず、16番(パー3)は池に近い左奥ピンを攻め切れない。「きのうも左の池に入れてるんです…」。最終18番(パー5)もガードバンカーから寄せワンでパーを拾う無念の締めくくりだった。
これまで幾度となくあった、飛行機移動時にパターの溶接されたネック部分が変形してしまうトラブルの対処に今週も時間を使っていた。初日は届いたばかりのオデッセイの新作「TRTL」(タートル)をバッグに入れたが、「ショートパットもちょっと右に出たりしたので…」。前週カナダでスライスラインをことごとく右に外した課題解決にはつながらず、2日目はトゥーロンのプロトタイプに戻した。
悩みの種は、昨季米下部エプソンツアーでの戦いをともにしたエースドライバーにも。可変式スリーブが摩耗したためか緩みやすくなっており、勝手に開いてしまう“顔”をラウンド前後に調整して正しいポジションに戻すのが恒例になっている。
9月10日開幕の国内メジャー第2戦「ソニー日本女子プロ選手権」(石川・片山津GC白山C)に出場するためいったん帰国する。自身の米本土初戦だった3月「ファウンダーズカップ」に向けて渡米してからはずっと海外に滞在しており、約6カ月ぶりに日本へ戻ることになる。「まずはギアを調整して…」。久々の母国を楽しむどころか、ゴルフを高めることで頭がいっぱいだ。(マサチューセッツ州ノートン/亀山泰宏)