アジアシリーズ逃した馬場咲希は懸案のティショットに光明「めげずに頑張れたら」
◇米国女子◇FM選手権 2日目(28日)◇TPCボストン(マサチューセッツ州)◇6533yd(パー72)
最終18番(パー5)、馬場咲希の1Wショットは正面にある2つのバンカーを軽々と越えてフェアウェイセンターを捉えた。ウッドで2オンを狙ったショットはわずかに届かず、右手前のガードバンカーにこぼれたが、ポテンシャルの片りんを見せたシーン。一度はミスした寄せを2度目できっちり成功したパーでの締めくくりには粗削りな魅力があった。
最終組で荒れたグリーンと格闘した初日に1オーバー「73」で我慢しながら、午前組の2日目に「75」で後退。通算4オーバー101位となり、ダブルス戦を含めて今季米ツアー9度目の予選落ちを喫した中で71.42%(10/14)を記録したフェアウェイキープ率に希望を見出す。
3連戦の初戦だった「ポートランドクラシック」では2日目にツアー自己ワースト「86」をたたき通算18オーバー最下位に沈んだ。林間スタイルのコースでフェアウェイキープ率は28.57%(4/14)と低迷。イメージを固めて打とうとしても、ミスの記憶が邪魔をして苦しんできた。「余計なことが出てこないように」できるだけシンプルな思考を心掛けることで、前週のカナダから徐々に改善。3試合連続の予選落ちでも、内容は前進している。
「もともとドライバーが一番好きなクラブで、それを生かしてゴルフをしていたけど、それができなくなってしまった。“へたっぴ”なところは、ほかにもいっぱいあるんだけど、ドライバーが一番ひどかった」。昨季経験したコースでプレーする機会も増えた米ツアー2年目。同じコース、同じホールで一年前ならアグレッシブに攻めることができたはずの2打目を狙うことすらできないことが少なくなかったという。
年間ポイントレース117位からの浮上はならず、10月のアジアシリーズ出場は厳しくなった。残されたチャンスは「ウォルマート NWアーカンソー選手権」「ロッテ選手権」「アニカ driven by ゲインブリッジ at ペリカン」の3試合となる。「先週も今週もティショットが良くなった感じはあったけど、スコアが出なかったのはいまの実力だと思う。3試合だけって考えると、すごく厳しいなと思うんですけど、課題が分かっているのはいいこと。練習していまの状態を良くすることは絶対にできると思う。めげずに頑張れたら」と前を向いた。(マサチューセッツ州ノートン/亀山泰宏)