9位フィニッシュも「ベストゲームはまだ」先に 原英莉花は36ホール決戦の下見も完了
◇米国女子◇みずほアメリカズ・オープン 事前(6日)◇マウンテンリッジCC(ニュージャージー州)◇6735yd(パー72)
「メキシコリビエラマヤオープン」で記録した先週の9位は、米女子ツアーのキャリアにおける最高成績だった。それでいて原英莉花の表情は浮かない。「本当に調子が上がらなくて、自分の思ったところに全然打てない。自分が良かったというよりは、ただ周りが伸びなかったんじゃないかなって」。年間ポイントレースは前週から7ランク上げて44位。着実な歩みと、手応えにはまだギャップがある。
シーズン前半戦のうちに3月「ブルーベイLPGA」(10位)に続く2回目のトップ10入りを決めた。「結果的にこの時期にそういう順位で追われたのは良かったですけど、納得できるゴルフはまだできていない」。ベストな成績と、自分が思うベストなゴルフとはやっぱり違う。「ベストゲーム…今のところ今年はないですね」と自らを見る目は厳しい。
米国本土に戻り、ここが春の正念場。今大会終了翌日の11日(月)には6月のメジャー第2戦「全米女子オープン」(カリフォルニア州リビエラCC)出場をかけた1日36ホールの予選会に参加する。会場は近隣のエセックスCC。5日(火)に下見を済ませ、「グリーンが硬くて難しい。この地域って、こういうゴルフ場ばかりなんですかって感じで」と今週のマウンテンリッジCCとの共通点もいくつか見つけてきた。
メキシコではしっくりこないパッティングをなんとかしようと、最終日に左手のグローブを外し、手元の位置を高くした。雨に打たれたこの日のプロアマ戦では手に再びグローブ。「雨だとちょっと滑っちゃうので。あしたからはどうしようかな…というところです。今週は自分の思ったところに出せているけれど、何しろグリーンが速い」。ハンドアップは継続中で、ライン読みとタッチを合わせる練習を繰り返している。
次週の「クローガー・クイーンシティ選手権」(オハイオ州マーケティーワーCC)も含む強行スケジュールが待ち受ける。「ことし本当に一番出たい試合が全米女子オープン。そこに向けて今週も良いフィニッシュができたらいい。36ホールも気合いで頑張ろうと思います」。なりふり構っていられない。(ニュージャージー州ウェストコードウェル/桂川洋一)