期せずして届いた初の米本土メジャー切符 年間女王・佐久間朱莉「ここまで長いのは…」
◇女子メジャー第1戦◇シェブロン選手権 事前(22日)◇メモリアルパークGC(テキサス州)◇6811yd(パー72)
昨季日本ツアーの年間女王に輝いた佐久間朱莉は、メルセデスランキング上位2人の資格でこの大会の出場権を初めて獲得した。「正直(メルセデスランクの出場資格があることを)知らなくて…。自分が40位に入れたらプレーできると思って、合宿でもそこを目標にしようと話していたので、最初はビックリしました」。大会1カ月前の世界ランキング40位までの出場資格を狙おうとターゲットを設定したタイミングで、すでに自分は切符を持っていることを知ったという。
日本ツアーのトップに立ってつかんだ挑戦権に気持ちはたかぶる。ここ3年ほどオフはアリゾナ州で合宿を張っているものの、米国での試合は始めて。過去2度の海外メジャー出場はいずれも「AIG女子オープン(全英女子)」で、米本土メジャーに初めて挑むことになる。
強烈な風の中で地面の硬さへの順応を求められた全英女子に対し、今大会の難しさはある意味でシンプルだ。「本当に全部のホールが長くて、(2打目で)アイアンをなかなか握れない。UTとか、アイアンが握れても5番とか6番なので。こういう芝の経験が少ないので、なおさら難しさを感じます。日本ツアーでここまで長いのは、ないのかなと思う」とキャリアを通じても屈指のレベルにある。
昨季の国内ツアー全試合で最も距離が長かった「ニトリレディス」(北海道CC大沼C)の6955ydはパー73の設定だった。今週と同じ総距離6800yd台も「ソニー日本女子プロ選手権」(茨城・大洗GC)の6840yd(パー72)しかなかった。パー5が5ホールのレイアウトとはいえ、バミューダにライグラスがオーバーシードされた芝はねちっこく、ボールが転がらないウェットなコンディションもタフさに拍車をかける。
同じ故・尾崎将司さんに師事した西郷真央が制した前年大会は「ちょっと上の存在だった」と話すように、なかなか身近なものとは捉えていなかった大舞台。遠い世界の出来事のように感じて先輩の優勝を心から喜んでもいたが、ことしはフィールドの一員として気持ちも引き締まる。「今週、日本を拠点にプレーしているのは私と(神谷)そら」だけ。出られることはうれしいし、しっかりと4日間頑張りたい」と力を込めた。(テキサス州ヒューストン/亀山泰宏)