開幕前日、吉田優利がバンカーからのロングショットを繰り返した狙いは
◇米国女子◇JMイーグルLA選手権 初日(16日)◇エルカバレロCC (カリフォルニア州)◇6679yd(パー72)
開幕前日、吉田優利は夕方に入っていたプロアマのスタートまで長い時間を練習場で過ごした。それから9ホールを回るとは思えない量を打ち込む中、打席近くのバンカーから長い距離のショットを打って確認するシーンがあった。
「なんか、昔よりフェアウェイバンカーがすごく下手になったなと思っていて。最近、ミスすることが多かったので」と話した練習の狙いは、バンカーショットの技術チェックにとどまらない。「自分が芝の上でやっているスイングがバンカーの上でできるのかとか、球の打点が合っているのかどうか確認しながら…。(オープンウィークの)先週からフェアウェイバンカーで多く練習していたんですけど、ちょうど目の前にあったので」。米女子ツアーが開催されるコースでも、試合によって練習環境のグレードは異なる。バンカーから長い距離のショットを打てるような練習場は必ずしも多くない。
ごまかしのきかない状況でボールを打つことは、スイング面における取り組みにも好影響を与えた。これまでドローヒッターとして左のミスを徹底的に嫌ってきたこともあってか、今季は球がつかまらない悩みを抱えていた。「やっぱりいま、自分はドローをしっかり打っていきたい。左に行ってもいいっていう風に自分に言い聞かせながらのラウンドでした。最初にちょろちょろっと(ミスが)出ていましたけど、後半に立て直すことができた」。後半2番のように、ドローを打ち切ることが求められるロケーションでもしっかりとフェアウェイを捉えている1Wショットのクオリティは心強い。
練習でやっていることをコースで実践できる場面が増えれば、気持ちも上向く。「きょうみたいなゴルフができれば、練習量も減らしていける。パッティングも同じようなイメージで打てていて、いい時はこんな感じだったな…みたいなものが増えてきた」。3アンダー40位の順位だけでは測れない手応えがにじんだ。(カリフォルニア州ロサンゼルス/亀山泰宏)