勝みなみは苦しい前半も69 「全部右ドッグと」編み出した戦略で逆転Vへ
◇米国女子◇フォード選手権 presented by Wild Horse Pass 3日目(28日)◇ワールウインドGC (アリゾナ州)◇6675yd(パー72)
首位と3打差から出た勝みなみは6バーディ、1ボギー1ダブルボギーの「69」で回り、通算16アンダーの3位で最終日に臨む。順位はキープしたものの首位との差が9打に広がったムービングデー。2番(パー5)でバーディを先行も、前半は苦しいゴルフが続いた。
予選2日間までのセッティングとは異なり、強い風がコース内を吹き抜けた。最終組の1組前からのティオフに備えて始めた準備では、「朝からショットの感触があまり良くなくて。風は関係なく、打った時の感触が」。少しモヤモヤを残し迎えた1番、2打目を傾斜がきついライのグリーン左サイドに外したが、難しいアプローチを見事にカップそばに寄せてパー発進した。
4番で2つ目のバーディを奪うも5番でボギーを喫して勢いはつけられず、7番(パー5)のバーディチャンスも外しなかなか流れを掴めずにいた。そして9番でティショットを左に大きく曲げ、砂地からの2打目はグリーンに乗せられずに3オン3パットのダブルボギーを喫した。持ち球がフックの勝にとって、左ドッグレッグが多い前半の9ホールはやりにくさもあった。「特にティショットを考えすぎちゃって。手で打ったりと、バックスイングが小さくなったりとしていた」と振り返る。
右ドッグレッグの形状が多い後半に入り、「結構肩を回せて右に出していけた」と11番を終えたあたりから感触を掴めてきたという。フェアウェイが広い12番のパー5でティショットを思い切り放ち、「最低でもバーディを取りたいと思って打ったショットが良いリズムだった。あしたはそのイメージを前半でもできるように。(左ドッグレッグでも)後半の右ドッグレッグだと思って打つ感じで行こうかな、と今から考えています」と独特な戦略に思考を巡らせた。
16番からの上り3連続バーディ締めに少しだけ胸を張る。硬く仕上がったグリーンに対して、普段はキャディに頼ることなく決め打ちしてパッティングを打つようにしているが、「もう本当にラインが分からない時はジョニー(キャディ)から聞いたので行こうと。簡単ではないけど、スコアを伸ばしている人はいる。今日も最後の方は助けてもらったので明日もそういう風に」と頼れる相棒の存在は心強い。(アリゾナ州フェニックス/石井操)