引退を表明したチェ・ナヨン(Photo by Jorge Lemus/NurPhoto via Getty Images)

米ツアー9勝を誇るチェ・ナヨン（韓国）が今月28日に35歳を迎えるのを前に、現役を引退することが明らかになった。LPGAの公式Twitterは、母国で20日に開幕する「BMW女子選手権」(オークバレーCC)がラストゲームになると言及した。

2004年にプロ転向し、09年「サムソンワールド選手権」でツアー初勝利を遂げて2週後に2勝目。翌年には賞金女王に輝いた。12年「全米女子オープン」で初のメジャータイトルを獲得した。15年に2勝を挙げて以降、勝ち星から見放されていた。

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チェは自身のInstagramで「16歳でプロ転向してから18年が経ち、今年35歳になります。勝利の喜びを味わいながら、素敵な時間を過ごしてきました。時には孤独や困難を感じることがありましたが、それは自分だけではなく全てのプレーヤーが抱える感情。自分の夢をかなえるために常に目標を掲げて努力してきました」とキャリアを振り返った。

「今、私の目の前には2つの道があり、どちらの道を行くかを選択しなければいけません。全てのアスリートに引退を決断する瞬間は訪れます。その大きな決断が私は“今”なんだと思っています。なぜなら、懸命に積み上げてきたキャリアに後悔がないのを知っているから。簡単な選択ではなかったけど、自分と未来のために悔いのない選択をしていきたい」と締めくくった。