驚異のパーオン＆FWキープ全成功。畑岡奈紗が首位発進(Thananuwat Srirasant/Getty Images)

◇米国女子◇ホンダ LPGAタイランド 初日（10日）◇サイアムCC（タイ）◇6576yd（パー72）

日米通算10勝を誇る畑岡奈紗はパー3を除く14ホール全てでフェアウェイをとらえ、全18ホールでパーオンに成功。過去に「2回くらいしかない」という堅実なプレーを見せた。中継局WOWOWのインタビューで「すごく目の前のショットに集中してできた」と声を弾ませた。

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今大会に出るのは4回目となる。コースを知らずに初めて来たときとは違い、「良いポジションと悪いポジションが分かっている」。グリーン上では「結構しっかり打たないと最後に切れてしまったりする」ということを意識していた。これまで積み重ねてきた経験をフルに使ってのボギーなし、9バーディ「63」の首位発進となった。

それでも「(ドライバーショットで)ヒールの方に当たったりして思ったより飛距離が出てない」と思うところもあり、アプローチでピンに寄せられずに取りこぼすシーンもあった。「そういったところが、あした以降より重要になってくるのかな」と気を引き締め直した。

大会は15周年を迎えたが、日本人の優勝者は2010年の宮里藍だけ。2人目の栄光を勝ち取るため「あしたも引き続き1打、1打集中して頑張りたい」と意気込んだ。