ままならないショットをパッティングでカバーした

◇米国女子メジャー◇ANAインスピレーション 2日目（2日）◇ミッションヒルズCC(カリフォルニア州)◇6763yd(パー72)

世界ランキング8位の畑岡奈紗がメジャー初戦で3試合ぶりの予選通過を決めた。カットラインを見上げる位置から「69」で地力を見せつけ、通算イーブンパー44位。終盤はヒヤヒヤだった。

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インスタートから4つ伸ばして迎えた後半6番。“チョロ”のようなミスとなったティショットが左サイドに広がる池に吸い込まれた。「自分の悪い癖が出てしまった。ああいうミスが出たときは“終わった”と思いました」と苦笑いで振り返る痛恨のダブルボギー。その時点では予選通過圏外にはじき出された。

それでも「（パー3の）8番でチャンスにつけるのは厳しいと思っていたので、7番か9番で絶対に獲らないと通れないと思っていた」と自らに課した通り、7番で約8mを流し込むバーディを奪取して生き残った。

「まだ不安の方が大きい。（やろうとしていることが）半分もできていないかなという感じ」。調整が続くショットへの不満を隠さないものの、「この状況で最低ラインとしては良かったと思います」とホッとした様子も見せた。（カリフォルニア州ランチョミラージュ／亀山泰宏）