マネジメントも冴えた「69」 河本結が決勝へコマを進めた

◇米国女子メジャー◇ANAインスピレーション 2日目（2日）◇ミッションヒルズCC(カリフォルニア州)◇6763yd(パー72)

2年連続出場の河本結が4バーディ、1ボギーの「69」で回り、通算4アンダーでホールアウト。上位で週末にコマを進めた。

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出だし2連続バーディの後は耐える展開が続いた。前日ボギーの9番（パー5）ではティショットから3W、UTとつないで3個目のバーディを奪い「きのうの借りを返せた」とうなずいたが、勢いに乗っていきたい場面でも決して冷静さを失わなかった。

ティショットが深いラフに転がったときは、素早くパーを拾いにいくプランに移行。「ラフからは最高7番アイアンでしか打ってない。どんなに遠くても（長い番手でグリーンに乗せようとせず）、とにかくフェアウェイのいいところとか、エッジの近くまで出して、次のアプローチが30yd残っても、それを寄せるというイメージでやっていた」。後半13番でも右ラフから花道付近まで運び、2m強を沈めるナイスパーでしのいだ。

上位を狙える位置にも舞い上がらず

初日に2オンを狙って左奥の池に入れ、ボギーをたたいた最終18番（パー5）。第2打を8Iで刻み、52度のウェッジで3m弱に絡めてバーディで締めた。「刻んで良かった。（ラウンドを通して）“色気”は消しました」と笑った。

トップ10、さらに上も狙える位置につけても「とにかく去年の自分（69位）を上回りたい。大崩れしないようにうまくコントロールして、“ボギー列車”に乗らないように。目の前の一打一打、1日1日を大切にしていけたら」と自らに言い聞かせた。（カリフォルニア州ランチョミラージュ／亀山泰宏）