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2020年 AIG女子オープン(全英女子)
期間:08/20〜08/23 場所:ロイヤルトゥルーンGC(スコットランド)

野村敏京はコロナ禍に充電完了 練習時間減&ストレッチ増で腰痛対策

◇メジャー第1戦◇AIG女子オープン(全英女子オープン) 2日目(21日)◇ロイヤルトゥルーンGC(スコットランド)◇6649yd(パー71)

新型コロナウイルス感染拡大による5カ月のツアー中断期間を野村敏京は再起のための時間にしたという。「腰痛があるのでケアをした。治るものではないけどうまく状態をキープしないといけないので」。自宅のある米国ハワイ州ではなく治療院のある韓国に滞在。シーズン再開に備えていた。

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2016年の「リオデジャネイロ五輪」で4位。米ツアー通算3勝と実力者だが、前2シーズンは複数大会の棄権を含め腰痛の影響で好結果を残せなかった。「ゴルフ選手は首、ひざ、ひじ、みんな痛くなるところがある。私の場合は腰。いまは痛くはないけど(寒いと)硬くなりますね」。治療に専念し現状は80~90%の状態まで復調しているという。

状態が上向いてもケアは欠かせない。今大会は感染症対策のため選手、キャディ以外の関係者の立ち入りは極端に制限された。寒さがあるスコットランドではラウンド前の練習時間を1時間から45分に減らし、ストレッチの時間を長くして45分ほどを費やす。「私の場合は(腰の)骨が痛いので、トレーナーさんもヘルプできない状態。自分で自分の体を知って、トレーニングしてストレッチしています」とセルフケアで対応しているという。

体の状態さえ良ければリンクスコースで求められる低弾道のショットは得意分野そのもの。「一番大事なのは風に流されないように高い球ではなく低い球を打つこと。私はスイングを調整するときに低い球を打つことが多い。それで楽に低い球を打つことができる」と強風にもフラストレーションを溜め込まない。

この日は「70」で回った。フィールドでアンダーパーをマークした7人のうちの一人。雨風に耐えてメジャー制覇へ首位とは3打差につけた。「全体的にショットが良かったです」。渋野日向子に続く日本人メジャー3勝目へ、復活劇をド派手に決めたい。

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