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“世界のアヤコ”の助言でヒント 鈴木愛は優勝戦線に再浮上

◇国内女子◇大王製紙エリエールレディスオープン 3日目(18日)◇エリエールGC松山(愛媛県)◇6550yd(パー72)

優勝すれば賞金タイトル獲得の可能性がある鈴木愛が、6位から出た3日目に6バーディ、1ボギーの「67」をマーク。前半7番から5バーディを奪って通算11アンダーの5位に上がった。6ストロークあったトップとの差を3打に縮めて最終日を迎える。

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2日目は「思い通りのパットを打っても入らない」と31パットを費やし、深い溜息ばかりを漏らした鈴木。この日も6番までは「ことごとく入らない」とストレスをため込んだが、「すごくいいバーディパットが入って、イメージが良くなった」というスネークラインの5mを沈めた7番から流れが好転する。

続く8番で6mを決めると、9番(パー5)でも伸ばして3連続。後半も11番と17番のパー5で着実にバーディを重ね、27パットに収めてラウンドを終えた。

“世界のアヤコ”から受けたアドバイスもパットの復調を後押しした。きのうのラウンド後に岡本綾子から、アドレス時のボール位置と体の距離が離れている指摘を受けた。「確かに、そう感じていた」という鈴木は、ボール位置はそのままに重心を前方にかけて微調整。「いいときは足首に(重心を)かけている感じだけど、悪くなるとかかとに寄ることが多い。前にかけるようにしたら、感じが良くなった」という。

ラウンド全体について「可もなく不可もなく。普通です」と淡々と総括したが、うっ憤を吐き出すような溜息は一度もなかった。(愛媛県松山市/塚田達也)

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