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ケガと向き合うシーズン 藤田光里は最終予選会を見据える

◇国内女子◇富士通レディース 初日(13日)◇東急セブンハンドレッドクラブ(千葉県)◇6662yd(パー72)

賞金ランク86位。来季シード圏内の50位にほど遠い位置にいる藤田光里は2アンダー8位発進を決めても浮足立つことはなかった。ケガと向き合い続ける自身の状態を踏まえて「今季の残り試合はQTに向けて、だと思っています」と明かした。

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今季の獲得賞金額は620万円余り。例年上がるシードのボーダーラインは2000万円を大きく上回ると予想され、3シーズン守った賞金シードには残り複数試合での上位フィニッシュが必須になった。「現実的にいまの状況では厳しいですよ」と笑顔で本音をポロリ。

昨年11月の「大王製紙エリエールレディス」開幕前日、左ひじに激痛が走った。「肘部管症候群(ちゅうぶかんしょうこうぐん)」と診断され、痛み止めを飲んでも痺れは残ったまま。完治はないとされ、3つの病院に意見を求めた。「手術した方が良いけど、(プロということを踏まえると)現役を引退してからの方が良い」と厳しい言葉を投げられた。

今年に入っても悩まされ、スイングでダフった場合など左腕に衝撃を与えると、ひどく腫れあがった。就寝時には痺れを軽減する医療機器を取り付けるのが日課だ。

賞金シードを逃した場合は12月の最終予選会に回ることになる。「もう、うまく付き合っていくしかないですよね。もちろん、何が起こるか、わからないとは思っている。きょうはきょうとして、また頑張りたい」。冷たい雨が打ちつける中、視線を上げた。(千葉市緑区/林洋平)

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