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6連続バーディで「64」 宮里藍が3年ぶりの国内トップ10フィニッシュ

◇国内女子◇中京テレビ・ブリヂストンレディスオープン 最終日(21日)◇中京GC石野コース(愛知)◇6401yd(パー72)

宮里藍が6連続を含む9バーディ、1ボギー「64」をマークし、通算11アンダーとして6位に入った。国内ツアーでは2014年「ワールドレディス サロンパス杯」以来、3年ぶりのトップ10入り。8年ぶりの国内ツアー制覇には5打届かなかったが、前日の28位から急浮上して終えた。

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奇跡を信じた大ギャラリーが18番グリーンを囲んだ。2組目で出た宮里が最終ホールを迎えた時点で、トップとは1打差。右ラフからの2打目はわずかにグリーンに届かず、手前のバンカーに入った。50センチに寄せてパー。優勝した2005年以来、大会に12年ぶりにがい旋した”主役”に割れんばかりの拍手が送られた。笑顔で右手を2回挙げて応えた。

「すごくうれかった。12アンダーまでいけばプレーオフもあり得るかなと思ったけど、ギャラリーの声援のおかげで気持ちも乗っていけた」

4mのバーディパットを入れた11番から猛追は始まった。続く12番(パー3)で、9Iでピンにからめると、13番ではカラーから5mのパットを決めた。その後も「かなり集中してやれた」と国内ツアーでは自身初の6連続バーディ。咳が止まらず、開幕前日のプロアマ戦を途中棄権したが、「やっと体調も良くなってきてくれた」と状態も上向いていた。

今季は例年と異なり、4月の「ロッテ選手権」を終えてから主戦場の米女子ツアーの出場はなく、6月の「サントリーレディス」まで国内ツアーに専念する。それ以降は2012年以来の優勝を目指す米国に戻る予定だが、ここ数年は苦戦が続く。「苦しんだ時期につちかったものは揺るがない。このままの自分を持って帰りたいですね」と笑顔だった。

米ツアーとは比べ物にならないギャラリーの多さに「無条件で応援してもらえる。やっぱり日本ツアーは楽しいと思う自分もいる。でも、アメリカで頑張りたい気持ちがある」。

最終日の猛チャージで魅せた“藍劇場”。クラブハウスへの道に出来た人だかりに、宮里は笑顔を浮かべた。(愛知県豊田市/林洋平)

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