今季初めて60台で滑り出した上田桃子。調子を上げて次週・熊本大会に乗り込みたい

◇国内女子◇スタジオアリス女子オープン 初日（7日）◇花屋敷GCよかわコース（兵庫県）◇6293yd（パー72）

今季3回のトップ10入りを数える上田桃子が4バーディ、ノーボギーにまとめて4アンダー「68」をマーク。首位と1打差の3位とし、初日としては今季初の60台でスタートした。

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「ずっと調子は悪くない」と、開幕から5試合すべて予選通過。16位、9位、5位、6位、13位と上位フィニッシュが占める一方で、初日の出遅れから優勝争いにからめていないことが課題だった。初日の平均ストロークは「72.6」で、最終日の「69.2」と比べて3.4打も多くたたいていた。

この日は「（初日から）最終日くらいの集中力でいく」という試みが奏功したという。これまで初日は「練習日にしたことを手探りでスタートする」との感覚だったが、チェックポイントを意識することなくプレーだけに集中した。

「熊本の前だったし、トライするにはちょうど良かった」。すでに頭の中には、次週に地元・熊本県で開催される「KKT杯バンテリンレディスオープン」がある。昨年は、開幕前日に発生した熊本地震により開催中止に追い込まれただけに、今年にかける思いは例年以上に強い。「熊本までに調子を上げていきたいけれど、まずは目の前の1日。良い準備をしていきたい」と力を込めた。（兵庫県三木市／塚田達也）