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あの悲劇が勝因?菊地絵理香の連覇へ向けた「マスターズ」観戦

◇国内女子◇スタジオアリス女子オープン 事前(6日)◇花屋敷GCよかわコース(兵庫県)◇6293yd(パー72)

今季1勝目を挙げた3月「Tポイントレディス」を含め、過去3勝はすべて4月までに挙げたもの。菊地絵理香にとって相性が良い早春のディフェンディング大会は、目標とする自身初の年間複数優勝に向けてうってつけの舞台となる。

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前週は今季初めて休養をとり、トレーニングの合間に映画「キングコング」を鑑賞するなどリラックスした時間を過ごした。課題とするショートパットは「まだ、ちょっと試行錯誤」と話すが、「コースは難しいし頭を使うけれど、やりがいがあるから好き」と、今年もコースとの関係は良好なようだ。

「楽しみですね」と付け加えたのは、日本時間の今夜から開幕する海外男子メジャー「マスターズ」。試合に向かう前の早朝は、普段からホテルで海外男子ゴルフの中継を見ることが多いという菊地。「メジャーの中で最高峰という感じなので、気持ち的に盛り上がる」というゴルフの祭典は、やはり特別だ。

昨年は、そんな大舞台でのワンシーンが菊地の迷える心を軽くした。初日の早朝、チャンネルを合わせた瞬間に目に飛び込んできたのは、メジャー4勝を誇るアーニー・エルス(南アフリカ)が60cmから6パットした場面だった。

「私の気持ちのヘコみなんて小さなものだったんだ」。ショートパットへの迷いが不思議と消え、3日間を通して好調なパットにつながったという。「勉強になることや、自分のプレーにつながることが多い」というオーガスタの4日間を、今年もタイトルに向けての好材料とする。(兵庫県三木市/塚田達也)

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