「来年は国内ツアーに専念したい」と森田遥

千葉県の紫カントリークラブすみれコースで行われた国内女子ツアーの来季出場優先順位を決めるファイナルQT最終日、19歳の森田遥が通算3アンダーで4位通過を果たした。

森田は今年1月にプロ転向し、今季は米女子下部シメトラツアーを主戦場としてきた。5月の「シメトラクラシック」でプロ初優勝。来季米女子ツアーの出場権を懸けて臨んだ10月の最終戦「シメトラツアー選手権」では、上位10人までが獲得できるシードに届かず帰国を決めた。

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国内女子ツアーの出場権を懸け、QTに参戦。最終日は4バーディ3ボギーの「71」でプレーして、来季の出場権を確定させた。「今週は悪くなかった。（米国で）今年1年間QTをやってきた感じだったから、集大成みたいな感じ」と緊張感はなかった。

米ツアー出場を大きな目標に掲げながらも「来季は日本ツアー最優先でやりたい」と明言。中国出身の両親を持ち、森田自身も中国籍ながら、来年7月の20歳の誕生日を機に日本国籍の取得も考えているという。

今年2月にはインターネットを通じた「クラウドファウンディング」で、転戦資金を募る活動をスタートさせた。ここまで目標額を上回る700万円以上を集めた。

「（支援の）恩返しも含めて日本ツアーで頑張りたい」。アマチュア時代、国内レギュラーツアーで上位争いを演じ、経験値は同年代のプロに負けないという自負がある。来年は、そばで応援してくれるファンの前での活躍を誓った。（千葉県野田市／糸井順子）