勝みなみはショットの不安定さに加え、強気のパッティングも不発だった

史上最年少優勝から中1週間で挑んだ「サイバーエージェントレディスゴルフトーナメント」の初日、15歳の勝みなみは大注目の中でプレーし、2バーディ、6ボギーの4オーバーで70位タイとなった。

1番、2番と4メートル程度のバーディチャンスを決められず、2打目がグリーンを30ヤードオーバーした3番で、返しのアプローチもグリーンをオーバーしてボギーが先行した。7番パー3ではアプローチのミスからボギー。さらに9番パー5はティショットを左に曲げて…と前半だけで3ボギーをたたいた。

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後半に入っても流れは変わらず、12番パー3、14番、15番パー3とスコアを落として一時は6オーバーまで後退した。415ヤードで打ち上げの16番で、5メートルのバーディパットを決め、17番でも8メートルを決めて4オーバーまでスコアを戻したが、本人も「ちょっと遅すぎました」と振り返る1日となった。

「今日はショットとパットがかみ合いませんでした…。パッティングでは強気で打ち切れなかったですね。最後にバーディが獲れたけど今日は全体的に40点の出来ですね」。

優勝した「KKT杯バンテリンレディス」では、歌を歌いながらプレーしていることを明かしていたが、「そういえば、今日は頭の中に歌が流れませんでした。それだけ余裕がなかったってことですね」。史上最年少優勝後の初戦ということで、テレビカメラ10台、スチールカメラ15台が勝の一挙手一投足を追いかけ、この日最多のギャラリーを引き連れる中でのプレーだった。

首位とは9打差で予選カットラインが気になる位置で2日目を迎える。「明日は順位のことは気にせずに、今日できなかった自分らしい攻めのゴルフがしたいです」と、強張りがちだった顔にスマイルを取り戻した。（千葉県市原市／本橋英治）