パットに苦しみ続けた4日間。新たな課題を胸に米ツアーへと戻る

国内女子メジャー第3戦「日本女子オープン」の最終日、14オーバーの49位タイから出た宮里藍は2バーディ、4ボギーと2つ落とし、国内女子ツアーでは自己ワーストとなる通算16オーバー。45位タイで4日間を終え、「まあ、長くやっていればそういうこともあります」と、サバサバとした様子で結果を受け止めた。

先週から替えたドライバーは引き続き好調だったものの、今週は2日目に4パットを叩くなどグリーン上で苦しんだ。最終18番は「尻上がりに良くなったパットが最後に噛み合ってくれた」と、5メートルのバーディパットを沈めてスタンドのファンを喜ばせたが、この日も31パット。平均31.5パットという数字が、4日間を通じて宮里に重くのしかかった。

＜＜　下に続く　＞＞

「いろいろあったけど、反省点もあれば良いところもあった。今週を通して、パットのテンポがすごく重要であることを改めて学べたことは大きかった」と、もがき苦しんだ中で見えた課題を心に刻んだ。

11月開催の日米共催競技「ミズノクラシック」は欠場を予定しており、今週が日本での今季最終戦。次週のマレーシア開催「サイム・ダービー LPGA マレーシア」から米ツアーに復帰する。（神奈川県相模原市／塚田達也）

※今大会までの宮里藍の国内ワーストスコア
2003年「LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」／通算15オーバー
2011年「日本女子オープン」／通算15オーバー