ショットの乱れに加え、頼みの綱のパターも冴えず。8位タイに沈んだ佐伯三貴

神奈川県の大箱根カントリークラブで開催された「CAT Ladies」の最終日。首位タイからスタートした佐伯三貴は、ショット、パットともに安定性を欠き、今季自己ワーストの「79」。通算5アンダーの8位タイに沈み、今季3勝目はならなかった。

風雨の影響もあったのか。初日から不安を口にしていたショットは、最終日も修正には至らない。さらに、2日目まで頼みの綱だったパターも冴えず、ツアー屈指のパットの名手がグリーン上でも苦しんだ。初日、2日目とバーディ発進とした1番パー5では、ティショットを左のラフに打ち込み、3メートルを外してパー止まり。続く2番はパーオンに失敗し、2メートルのパーパットもカップを逸れた。

それでも前半をイーブンに留め、首位に3打差で勝負のサンデーバックナイン迎えたが、ホールの消化とともにその背中は遠く離れていった。3パットした14番から2連続ボギーとすると、16番ではなんと4パットのトリプルボギーを叩いて終戦。ホールアウト後は足早にコースを後にし、「何も言うことはないですよ、今日は・・・」と背中に悔しさを滲ませた。（神奈川県箱根町／塚田達也）