「今は恐れず、何事も試していく」。2位に約3千万円の大差をつけて賞金ランクトップを快走中だ

「優勝も味わったし、･･･（予選落ち）も味わったし」と、今季3勝を挙げ、現在賞金ランク首位に立つ森田理香子。明日から開幕する「日医工女子オープンゴルフトーナメント」に気持ち新たに臨む森田が、プロアマトーナメントに出場し、18ホールのラウンドで最終調整を行った。

シーズン序盤に安定していたショットは、ここ数戦では本人が幾度と「（ショットが）曲がってきた」と口にするほど、精彩を欠いた。それでも、「リゾートトラストレディス」、前週の「アース・モンダミンカップ」では、初日、2日目を予選落ちが見える位置と出遅れるも、決勝ラウンドで奮闘し、上位フィニッシュに繋げる粘りのプレーで女王候補の存在を誇示して見せた。

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「どれだけ悪くても予選は通らなきゃという気持ちでやってきた」と森田。「昨年に比べれば、どうしてその結果になってしまうのかが分かるようになったし、これまでは試すことを恐れていたことも、今はやらなければ前に進めないと思っている」と、この浮き沈みも強い精神力へと変えた。

「私の場合はリズムが第一。アドレス、ボールや手の位置が、その時々の体調や気温などに左右されてしまう。トッププロというのはそういうことを無くしていかなきゃいけない」。さらなる高みを目指す森田。強い精神力に加え、日々発見を続ける“やるべきこと”を体得しながら、女王に邁進する。（富山県八尾町／糸井順子）