前週「アース・モンダミンカップ」で偉業達成の喜びも束の間、「2勝目の次は3勝目」と優勝に向かって突き進む

「すごく環境が変わりました－」。前週に行われた「アース・モンダミンカップ」で、通算21アンダーは、4日間72ホール競技におけるツアー最少ストローク記録を更新し、今季2勝目を飾った堀奈津佳。「日医工女子オープンゴルフトーナメント」の開幕を明日に控え、この日行われたプロアマトーナメントに出場した。

先週の劇的な勝利から1週間。「お祝いのメールが200件ほど届き、ようやく実感も沸いてきた」と堀。「あんなこと（記録更新）が自分にも出来るんだなぁって思いましたね」と、感慨深く浸ると、改めて自分の偉業を誇りとした。初優勝後と、2勝目の後の気持ちには大きな変化はなく、「初優勝のあとは2勝目、2勝目のあとは3勝目を目指しています」と勝利への貪欲さはとどまるところを知らない。

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予想された悪天候から一変、気温は上昇し、日が差し出すほど好天に恵まれたこの日、堀は7時59分からティオフした。「ショットの調子も維持してきている。フェアウェイから上手く打てれば」と、この日もピンに絡めるショットを披露した。

さらに「グリーンはアンジュレーションがあって難しい。でも練習してきた成果を試せるチャンス」とチャレンジングな姿勢で堀はコースに挑む。今シーズンは3パットをしないようにパッティングの距離感に重点を置き、合宿のメニューにも加えてきた。それは、バーディ数で明らかに昨年の堀を上回り、目に見える成果を残してきたことが、大きな自信の裏付けとなっている。堀はその大きな自信で、さらなる勝利数を重ねていくつもりだ。（富山県八尾町／糸井順子）