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3位タイの佐伯三貴「やっと試合に集中できる」

国内女子ツアー「サイバーエージェントレディスゴルフトーナメント」の最終日は、朝から強い風が舞い、スコアを崩す選手が続出。そんな中で6ストローク伸ばす「66」のベストスコアを叩き出したのは33位タイスタートの佐伯三貴だった。

10番からのトップ組、8時2分にスタートした佐伯は13番パー4でイーグルを奪った。「ティショットは3番ウッドで、少し距離を残してしまったのですが、150ヤードを7番アイアンで打ったら入りました」。ボールはピンの手前数メートルに落ちて、ころころとカップに向かって転がりカップインするのも目で確認できたという。

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その後も15番、18番でバーディを奪い、2番で唯一のボギーを叩いたが、さらに3つのバーディを重ねてホールアウトした。「鶴舞は苦手なので、気分転換にボールを替えたらフィーリングが良くて、この風の中でも飛んでくれて大成功でした」と作戦成功に笑顔を見せる。佐伯は従来ブリヂストンツアーステージX-01のマイルドを使っていたが、今回は新作のX-jDという少し硬めで飛距離重視のボールを選択した。

今季の佐伯は開幕戦で2位に入ったが、その後は震災でツアーが開催を見合わせ、再開後の初戦は予選落ち、先週は14位タイとなった。「震災直後は1週間テレビをだらだら見ているだけで、いつ試合が始まるかもわからない中でモチベーションを上げるのが難しくて・・・」。試合という目標がない状態での練習は真剣みに欠け、被災地のことも気がかりで集中することもできなかったという。

佐伯は東北福祉大学出身で、仙台には知人も多い。「仙台にはまだ行っていません。まだ来ないほうが良いって。今私にできることは、一生懸命にゴルフをして、自分のプレーで勇気や希望を少しでも与えられたらと思っています」。ツアーの再開が決まり、宮崎県で合宿も行ったが、すぐにはモチベーションを上げることはできなかった。しかし、この日のゴルフをきっかけに「ようやくゴルフに集中することができるようになりました」と、試合感も取り戻し、次週からの戦いに備える。

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2011年 サイバーエージェント レディスゴルフトーナメント



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