最下位タイのスタートでも、成長を実感していた石川葉子

今年3月の「Tポイントレディス」でツアーデビューを飾った石川遼の妹・石川葉子（13）が、レギュラーツアーでは2試合目となる「NEC軽井沢72ゴルフトーナメント」に出場。1番からスタートした前半9ホールは、プロ顔負けのナイスプレーを続けた。

「1番ホールのティショットを振り抜けるかどうかで今日の調子が決まるかな、と思っていました」。そのオープニングショットをイメージ通りに振り抜けたことで、「緊張感がほぐれて良いゴルフができました」と笑顔を見せる。4番、5番で連続ボギーを叩くも、8番パー3では30センチにつけてバーディを奪う見せ場も。前半を、大健闘の1オーバーで折り返した。

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目標とする80切りに大きく近づく、絶好の滑り出し。だが、「今日はいけるんじゃない？と思うところがあった」という気の緩みが災いしたのか、14番と17番でトリプルボギー。後半は「43」と大きく崩れ、最終的に8オーバーの「80」、最下位となる107位タイに沈んでしまった。

だが、ホールアウト後の表情は明るい。「1番（のティショット）で振り抜けたし、パットも良くて、お父さんの注意するところもできたので、今日は85点です」。デビュー戦初日より5点アップの高得点。アプローチも練習を積み、「Tポイントに比べて良くなったと思う」と成長を実感していた。