「優勝して後を追う」桑木志帆が同郷・渋野日向子との“全英女王ペア”を熱望
◇国内女子◇住友生命Vitalityレディス 東海クラシック 事前(17日)◇新南愛知CC美浜C(愛知)◇6565yd(パー72)
前週のメジャー第2戦「ソニー 日本女子プロゴルフ選手権」を3位で終えた桑木志帆は、小さな引っかかりを残して愛知へ入った。「先週はショットがあまり良くなくて、最終日はティショットが荒れてしまった。なかなかチャンスにつけられず、モヤモヤしたゴルフだった」と振り返る。
それでも、米ツアーを主戦場とする選手が11人参戦した厚いフィールドで、最後まで上位争いに踏みとどまった。「すごいメンツの中で上位で戦えたのはよかったし、まとめられるゴルフができてきている」。万全でなくてもスコアを崩さない安定感を示す3位にはうなずける部分もあった。
前日の前夜祭では、8月の「AIG女子オープン(全英女子)」制覇後初めて、同郷で“お姉ちゃん”的存在の渋野日向子と直接言葉を交わしたという。「『岡山に帰ってる?』って聞かれて、『全然帰ってないです』みたいな。そんな感じの話をしました」。快挙達成後の慌ただしさを察してか、「『忙しい?』って結構気を遣ってくれました」と、先輩の気配りに頬を緩めた。
そんな桑木には開幕前、ひそかな願いがあった。「最初はペアリングが一緒になればいいなと思っていたんですけど、ちょっと惜しかった」。初日は2組違いとなり、期待していた“全英女王ペア”はひとまずお預け。それでも「1日目に2人ともいい戦いができれば、いい位置で一緒に回れると思う」と高いモチベーションになっている。
2019年に全英女子を制した渋野が、次に優勝した試合は今大会だった。最終日に首位と8打差をひっくり返す逆転劇で大ギャラリーを沸かせた。それだけに、桑木は「この大会で優勝できたらもちろんうれしいですし、日向子ちゃんの後を追いかけている感じがあります」。同郷の妹分は“全英女王同士”として迎える初めての直接対決を思い描いた。(愛知県美浜町/安平賢太郎)