「やんなっちゃうわ…」原英莉花は終盤の痛恨“トリ”で1打及ばず予選落ち
◇国内女子メジャー◇ソニー日本女子プロゴルフ選手権大会 2日目(11日)◇片山津ゴルフ倶楽部 白山コース(石川)◇6755yd(パー72)◇曇り(観衆4288人)
「もう変わってないね、昔と。やんなっちゃうわ…」――。努めて冗談めかした原英莉花のコメントに悔しさがにじんだ。通算5オーバー68位でカットラインに1打及ばず予選落ち。米ツアールーキーとして奮闘を続けるシーズンの国内ツアー初参戦は終盤に落とし穴があった。
出だし2ホール連続で3パット。グリーンスピードに手こずるスタートから、辛抱強くパーを並べ、後半4番で待望のバーディを奪った。通過圏内で迎えた8番パー4は、第2ラウンドも平均スコア「4.4885」を記録した予選2日間の最難関だった。
左からアゲンストの風が吹き、セカンドで見えないグリーン面に向かって大きく打ち上げるため、405ydの設定以上に距離を感じるホール。ティショットを左サイドに打てば、この日は佐久間朱莉が2度あごに当てた深いフェアウェイバンカーを避けることはできる。左には高い木がそびえ、フェアウェイに残ってもグリーンを狙うのが難しいアングルとなる可能性ももちろん把握していたが、「なんか後半ずっと(ショットが)左に全部ボコボコ行っていて、その延長線上というか…。出球から左、左って感じでした…」
木をかわすようなドローをかけにいった2打目は大きく右にすっぽ抜け、木の根もむき出しになっているベアグラウンドのようなエリアまで達した。「根っこのところで跳ねて“ホームラン”みたいになっちゃって…」という3打目がグリーンを挟んで反対側まで飛び、5オン2パット。「アマチュア?」と思わず自虐節を漏らした後で「無理しないで、刻めば良かった」と2打目のジャッジに唇をかんだ。
ここまでポイントランキング41位、新人賞レースでトップを独走する米ツアーでの戦いにも「最近はゴルフに対して成長を感じられなくて、ワクワクできていないのがある」と吐露。残してきた数字と自らの感覚の乖離を埋めるため、8月「AIG女子オープン(全英女子)」を終えてからトレーニングの刷新にも着手した。
「しっかり遠くに飛ばして、短いところから寄せるっていうゴルフができないと、楽しく心が踊らないので、そこを目指してトレーニングしたり、ショットを磨けたら」。米国での戦いを再開する「ウォルマート NWアーカンソー選手権」(25日~/アーカンソー州ピナクルCC)に向け、日本で味わった苦い思いも糧にして進む。(石川県加賀市/亀山泰宏)