北陸グルメで参戦即決? 全米覇者キム・アリム「日本人選手が世界で活躍する理由が気になった」
◇国内女子メジャー◇ソニー日本女子プロゴルフ選手権大会 事前(8日)◇片山津ゴルフ倶楽部 白山コース(石川)◇6755yd(パー72)
2020年「全米女子オープン」を制したキム・アリム(韓国)は、今大会へのスポット参戦を4月には決めていたという。「アジア枠(日本女子プロゴルフ協会が特に認めたアジア地域の女子プロゴルファー)」での参戦オファーを二つ返事で受けたのは、主戦場の米ツアーのスケジュールとの兼ね合いだけではない。「日本の選手が世界中でとても活躍している理由があるのではないかと気になっていたので、挑戦しにきました」
2年前に日本開催の米ツアー「TOTOジャパンクラシック」は経験しているものの、日本ツアー出場は初めて。2週前の「FM選手権」でも直前に優勝したばかりの山下美夢有と予選ラウンドを同組でプレーするなど日常的に競い合い、直接コミュニケーションも取っているからこそ実感することがある。
コースが比較的ワイドで、飛ばし屋が幅を利かせる米ツアーのセッティングにおいて、体格的なハンディキャップをものともせず優勝を重ねる日本勢の強さ。「LPGA(米ツアー)の中で、ショートゲームが苦手な日本人選手を見たことがありません」と、うなる小技のレベルだけでは片づけられない。「日本の選手はクラブをうまく使う。(そもそも)クラブに対する理解度が半端じゃないですよね」。ロングゲームの不利を補う、ひとつのスキルとして挙げる。
総じて「若くして完成度が高い」と評する日本勢台頭の要因として、コース環境の充実にも触れた。「韓国の選手は練習場(マットの上)で打つ部分において、再現性とか一貫性は高いです。日本の選手は芝から打てる環境がかなりいいですよね。ピンチを切り抜けるようなショートゲームを磨く上でも非常にいい。そこは環境の差だと思います」とうなずいた。
ちなみに来日の決め手はもうひとつある。「日本の選手たちが『地域の食べ物がすごくおいしいから絶対に行った方がいいよ』と。それを聞いて、すぐに(日本行きの)チケットを取りました」と笑う。海鮮、和牛、焼き鳥、牛カツ丼、うなぎ…仲良くしている日本選手たちがおすすめしてくれたグルメを一週間でコンプリートできるかが少しだけ心配だ。(石川県加賀市/亀山泰宏)